金 竜介

金 竜介

在日朝鮮人2世の父を持ち、自身も1984年に帰化。そのバックボーンを基に、外国人の権利擁護活動を多数行っており、司法修習所での研修の講師や、都内公立高校での講演活動も行う。大きな体に見合わない、細やかな心配りが自慢。事務作業も好き。新聞・雑誌をこまめにチェックし、所員に回覧、周知してくれる。

 

 

経歴

1965年  東京都出身
1989年  早稲田大学・法学部卒業
1994年  弁護士登録(東京弁護士会所属)

 

 

所属

在日コリアン弁護士協会(LAZAK)理事
東京弁護士会・外国人の権利に関する委員会 委員
子どもと教科書台東ネット 事務局長

台東9条の会 事務局長

日暮里9条の会 世話人

 

 

主な著作

裁判の中の在日コリアン〔増補改訂版〕日本社会の人種主義・ヘイトを超えて「裁判の中の在日コリアン〔増補改訂版〕日本社会の人種主義・ヘイトを超えて」
(現代人文社)〈共著〉

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在日コリアン弁護士から見た日本社会のヘイトスピーチ差別の歴史からネット被害・大量懲戒請求まで「在日コリアン弁護士から見た日本社会のヘイトスピーチ差別の歴史からネット被害・大量懲戒請求まで」
(明石書店)〈共著〉

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ヘイトスピーチはどこまで規制できるか「ヘイトスピーチはどこまで規制できるか」
(影書房)〈共著〉

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メッセージ

金 竜介高校のときに免田事件などの死刑再審事件を知り、人を助ける仕事をしたいと思い、弁護士を目指して法律の勉強を始めました。弁護士1年目から台東区で業務を開始し、「記憶は弱者にあり」(過去の記憶を強者はすぐに忘れるけれど、被害を受けた弱者は忘れない)の姿勢を貫いてきた弁護士生活も早や30年を超えました。上野駅近くという地の利を生かし、台東区はもちろんのこと、関東一円、ときに全国各地に馳せ参じています。

 

弁護士というと皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか。「弁護士さんに相談するほどの話じゃないとは思いますが…」という言葉をよく聞きます。弁護士というのは、裁判になるような大きな事件しか扱わないんじゃないかと思っている方も多いようです。

 

しかし、本当は、弁護士というのは、大小さまざまな相談を受け、できる限り裁判にならないように解決することを大切にするものなんです。そもそも裁判になったり、揉めごとになったりしないように予防することが弁護士の役割なのです。

 

でも実際には、なかなかそうはいきません。相談に来られる方の中には、もっと早く弁護士に話してくれれば、違う解決もあったのにと内心で思ってしまうことも少なくありません。しかし、これはその人に責任があるのではなく、〈弁護士は敷居が高い〉と思わせている私たち弁護士が責めを負うものでしょう。ご本人が「こんな些細な」と思われるようなことでも、すぐに相談してもらえるような、そんな事務所を目指しています。

 

不安を抱え、うまく自分の悩みを整理できていなくても、弁護士と話しているうちに気分が楽になり、法律の知識と、事務所で築き上げた経験を活かした私たちのアドバイスで、あなたにとって適切な解決方法を見つけることが、きっとできるはずです。

 

 

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